遺産分割審判の流れや手続き

遺産分割審判とは

遺産分割審判は遺産を相続する権利のある者(法定相続人)の間で行った遺産分割協議で解決しなかった場合にとる裁判の一つとなります。

通常は調停をまず行い、そこでも解決に至らなかった際に調停から移行する形式で遺産分割審判が行われます。

遺産分割審判の流れや手続き

申立書の提出

遺産分割審判の手続きとして、まず申立書を作成し、これを管轄の家庭裁判所に提出する必要があります。

この申立書には手数料のほか郵券、申立書の主張内容の証拠となる資料の添付も求められます。

審判の進行

遺産分割審判にあたっては家庭裁判所から審判期日が指定されます。

この日に法定相続人全員(弁護士などの代理人も可)は家庭裁判所へ赴いてそれぞれの相続分に関する主張を裁判官に申立てることとなります。

この場合、裁判官はおのおのの主張を聞き取りながら裁判の進行を進めていきます。

遺産分割審判では相続人は書面において法律上と事実上の権利の主張を行います。またそのための細かな資料や書類の提出を求められます。

これら提出された証拠書類や資料をもとに、裁判官は遺産分割をどのような判断で行うべきかを審判します。
この審判の間においても常に話し合いの場は設けられます。

和解となった場合

話し合いを継続して審判が確定するまでに和解へと流れる場合もあります。このときは審判から調停の場へと差し戻され、そこで解決に至るという流れとなります。

即時抗告の申立て

遺産分割の審判は告知日の次の日から2週間で確定されることになっています。

審判の内容に不服がある場合はこの2週間以内に即時抗告を申し立てることができます。

即時抗告の流れとしては、審理が家庭裁判所から高等裁判所へと移行され、そこで開かれる抗告審のなかで抗告人の不服申立ての理由の正当性について判断されます。

遺産分割審判でも抗告審においても書類や資料の不備が無いよう万全を期すためにも法律の専門家である弁護士などのサポートの元で行われるケースがほとんどとなります。